5巻未満の連載中のマンガは安易にレビューしてはいけない。パニック系はなおさら。
刊行5巻未満のマンガについての感想を求められた時の対応。
ボクはこう答えることにしている。
何言ってるんですか。刊行5巻未満のマンガの感想求めるなんて映画の序盤だけ見て感想言うようなものですよ。
マンガというのは基本的に序盤は面白いことが多い。連載前に考え抜いたストーリー、設定、キャラクター、セリフなどで突っ走ることができるというのが理由のひとつでしょう。
パニック系のマンガについてはこれが顕著に表れる。大地震が起こったり、タイムスリップしたり、大量殺人が起こったりと、とにかく先の展開が気になってしまう。
この段階で感想を求められたら、面白いと答えることになる。しかし最初は面白かったとしても徐々にしりつぼみしていき打ち切り、結果イマイチというマンガは大量にある。
マンガが打ち切りになるのは世の常なので問題ないが、自分がそのマンガに対して述べた「おもしろい」という感想は質問してきた人の記憶に残っている。それは大問題だ。しばらく後にその人がそのマンガを読んだとしたら、センスが悪いなという烙印を押されてしまうんである。
少なくとも5巻程度読めば、実力のあるマンガであるかの判断はつくことが多いので、5巻以上読んだマンガのみ感想を述べたい。